膵臓癌ステージ4aからの生き残り(おきゃんばーば)

膵臓癌ステージ4a告知(2016年6月)からの生存記録。更新がある限り生きておる。

梅雨が始まったらしい! しとしと雨は心をブルーにする☂️『

目が覚めたら11時30分だった!

昨夜は12時頃にベッドには入り、すぐ眠ってしまったらしい。

3時過ぎに目が覚めた! トイレに行き睡眠導入剤を飲む。

一応、6時頃には目が覚めたが、またすぐ眠ってしまった。

 

起きたら雨☔️。ガラス戸が雨つぶでレースのカーテンのようだ。

お昼ご飯はハヤシライス、ポテトサラダ、コーヒーゼリー

美味しいかった。おババの前の席には大好きな95歳のすみ江おばあちゃん👵

ハヤシライスを3分の2を食べると「腹いっぱいだ!」と一言。

「ポテトサラダも少し食べようー。コーヒーゼリーも美味しいよ」とおババ。

いつも昼食時には娘さんが付き添うが、今日は一人。

娘さんだって疲れるよ! 毎日のことだもの。たまには休みなさいよ。

おばあちゃんは人気者だから、誰かが声をかけるから大丈夫ですよ👌

 

 藤原新也メメント・モリ(Memento-Mori 死を超え)を手に取りページを開ける。

これで3回目だ。まだまだこの先、なん回も眺め、読むだろう。

その中でもおババが心惹かれるのが

『契り一秒、離別(わかれ)一生。この世は誰もが不如帰。』の一文だ。

『死の瞬間が、命の標準時。』これも、そうだと思う。

本を手にするたびに<生と死>を考え、生きる意味を模索する。

やっぱり膵臓癌の再発だった‼️ あと1年の命らしい!

6月4日、病院で月1回の血液検査。

この日も姉が同行してくれた。姉は夫の病院にも付いて行き、私の病院にも。

ほんとは私が姉の手助けをしなければならないのに…と

申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

 

さて、腫瘍マーカーは倍々ゲームのように上がっていく。

昨日のおババの数値は779、上限は37。来月の検査では1000を超えるだろう。

5月に先生は肝臓に見えた小さな腫瘍は、膵臓癌の再発や転移ではなく

肝臓に新しくできたものだと話されたが、

今日はデータとにらめっこをしながら「膵臓癌の再発ですね」と。

癌がどんどん大きくなるのではなく、少しずつ拡がっていくタイプらしい。

時々ミゾオチが痛むようになっていたのも、うなずける。

そこで先生「どうしますか?  抗癌剤治療は?」

「いやもう抗癌剤治療はいっさいしません。

痛みだけを抑えてください。あとどのくらい生きられますか」とおババ。

「1年くらいは大丈夫でしょう」と先生。

 

帰りの電車の中で「オリンピックが見られるといいね」と姉がつぶやいた。

「そうだねー」とおババ。

あと1年、このまま穏やかに過ごせたらおババは十分だ。

 

 

PETーCTの結果が7日にわかる⁉️ 奇跡の患者は奇跡のままでいられるかな!

4月の検診で腫瘍マーカーが3桁になった!

そこで至急にPETーCTを受けたが、その診断結果が7日にわかる。

さて、どんな結果が出るのか? 転移、再発などが頭をよぎる。

先生から奇跡の人と呼ばれていたが、奇跡もそれほど長くは続かないのかも。

どんな結果が出ても、ジタバタせずに受け入れようと覚悟はあっても

こんなに気になるのは、やっぱり心の中に認めたくないものがあるのだろう。

全ては7日、それまでは考えない事にしよう!

 

いま、おババの居るサ高住には認知症のひとが50%近い。

その他は脳梗塞肺気腫パーキンソン病など様々だ。

入所している認知症の中には、夫婦も3組生活している。

自分の部屋がわからなくなってしまう人には部屋まで連れて行ったり、

車椅子を押したり、おババができることは積極的にするよう心がけている。

お天気の良い日には、一人で散歩できない人の付き添いになって

近くの川辺まで歩き、菜の花を観たり、カルガモの親子を眺めたり…。

スタッフから冗談で最高齢のスタッフに採用してあげるなど、からかわれている。

明日は我が身、と思いできることはしようとしているが、

それが結構楽しく、少しでも役に立つことがおババの生き甲斐にもなっている。

それと認知症の人は可愛いい。自分に正直だ。自分だけの世界を持っている。

お世辞や見栄、他人への配慮など余計なものは全て捨て、

自分中心の世界で生きているように思う。周りは振り回されるが

おババはそんな自分に正直な認知症の人が好きだ!

 

腫瘍マーカーが上がった! チョット怖い。大丈夫と自分に言い聞かせる👌

3月12日に月1回の検査にK先生ののところに1時間30分かけて行ってきた。

今回は姉が付き添ってくれた。本来なら妹のおババが姉を

助けなければならないが、先日の雨の夜、施設の玄関を入ったところで

スッテンコロリン、アタマとひざ裏の筋を伸ばしてしまったのだ。

すぐにスタッフに車椅子で部屋に運ばれ、頭のコブは冷やしてもらい

足は湿布して弾圧ストッキングをはかせられた。

K先生のもとに行った時に、整形にも行きレントゲンを撮ってもらったら、

骨折やヒビもなく筋が伸びただけで事なきを得た。

ところが癌の方に問題が。CTと血液検査をしたのだが、

先月の腫瘍マーカーは23だったのに今月は98になっていた!

先生はCTには異常はないので心配はいらないとのこと。

「いくつになったら転移や再発につながるのですか」と伺うと

「3桁」の答え。え~っもうすぐジャンとおババはビックリ⁉️

あるがままを受けとめると決めていたのに、人間って不思議。

今が幸せだと、それがず~と続いていくものと思いがち。

まだ、どこかに生きる事への執着があるのだろうか?

大丈夫、大丈夫と自分にいいきかせている。おババは奇跡の人だからと。

ここに来て3カ月になるがずっと前から入居しているような気分。

それだけ心地よく、おババには合っているのだろう。

91歳ボーイフレンドと相変わらずテラスでタバコデート❤️を愉しむおババじゃ。

 

 

年末に介護施設に入居 やっとWiFiが繋がった!

2カ月近くもブログを書くことができなかった。

何故か? 年末におババの入居したサ高住(サービス付き高齢者住宅) は

居室にネットが引かれていなかったのだ。

だから、WiFiをセットするのに時間がかかってしまった。

バスに乗って駅近くのソフトバンクに行き、手続きをしたのが1月11日。

手元に届いたのが今日23日、いったいどうなっているのか何度もサポートセンターに

連絡を入れたが、混み合っていますので30分待ちと言うアナウンスばかり。

あまり怒ることがないおババもさすがに腹が立った。

と言うわけで、腹の虫がおさまったところで、ブログに向かっている。

 

おババが入居した、サ高住ではまったく自宅に居た時と同じように暮らしている。

食事時間が決められているが、あとは出かけようが何時に帰っても良し。

何時にお風呂に入っても「ごゆっくりどうぞ」という返事。

だからと言って、全てに満足する事はないが、今のところほぼ精神的にも安定した

生活をしている。これも体調がよく、現在は癌の転移・再発がなく

「奇跡の人」とK先生に言われるほど。2年間の抗がん剤治療に耐えた事が

良かったのか、今も服用している薬が体に合っているのか分からないが

とにかく元気に毎日を過ごしている。髪もすっかり伸び、

超ベリーショートのヘアスタイルがおババのトレードマークになっている。

白状するとおババはタバコを吸う。91歳になるオジンとタバコ友達になった。

屋外のテラスでしかタバコは吸えないので、

食後の一服はダウンを着て、ほとんど一緒にタバコを吸いながら、

天気のことやテレビのスポーツの結果などを話してひとときを過ごすが、

この91歳のオジンがすごい‼️  

耳は確か、言葉もハッキリ、杖はついているが背筋もピーン!

お酒にも目がない。「ここまで生きたから、好きなようにしたい」

そうだ、そうだとおババも同じ。膵臓癌ステージ4から生き返って

奇跡の人といわれるおババも、オジンを見習って自然体で毎日を送っていこう!

 

介護施設に入る事に決めた! 元気なうちに全部処分だ!

2年間の抗癌治療が終了。やっと普通の生活をしている。

と、言っても体力はない。重いものは持てないし、

すぐに疲れる。ベッドに横になることも多い。

でも今は癌患者ではないと自分に言い聞かせている。

そこで、今のうちにこれからの生活を考え、介護施設に入る事に決めた。

ほとんど現在の生活と変わりなく暮らせるところを探し、

最期の看取りまでしてくれる所を選んだ。

最初に訪ねたところは11人待ち。うへ~エとビックリ。

同じグループの柏にある所を紹介されて姉と一緒に行ってみて

部屋を見せてもらい、24へーベイと狭いが

おババが払える費用としては、こんなものかもしれないと決めた。

何年生きるかわからない。いつ転移や再発が出るかも分からないが

ある程度のお金を用意しておかなければいけない。

マンションを手放そう。そうすればお金のことを心配せず

安心して残りの人生を送っていくことができそうだ。

いま、中古マンションの受容は多く、買った時より高い価格がついた。

が、いつ売れるのかな?  簡単には喜べない。

このマンションを買ったとき、ここが終の住処と思っていたが、

人生は想定外のことは起きるものだとオババはしみじみ思う!

さあ、断捨離の始まり!  物だけでなく心の中も断捨離だ?

嫌な思い出や、人への憎しみ、悲しみ、みんな捨てて

新しい年は介護施設から発信することになる。

けっこう楽しみにしているのが、いまのおババである。

 

3回目のPET-CTで転移と再発はなし。どうやら生きる力があるらしい‼️

8月27日におこなった検査で、今のところ奇跡的に異常はなし。

膵臓癌の場合、術後5年の生存率は低く、先生がおっしゃるには4%とか。

「私も4%に入るのでしょうか?」と伺うと、

「あなたは1%ですよ!」と言ってくれた。喜んで良いのか?

それとも、これからずっと、いつ再発するか、転移するか?

とういう心配を抱えながら生きていくのかな?

と、おババは十分に老婆ながら老婆心が心の中で渦巻くのだ。

K先生を紹介してくれたE先生は「あなたは生きる力を持っているんだよ」と

私の手を力強く握ってくれた。生きる力とは何だろう?

おババは戸惑ってしまう。2年間抗がん剤治療の副作用と闘いながら

今があるのだとしたら、もうこれ以上の治療はしないと決めた。

水の流れのように、あるがままにまかせよう、と思う。

もしかしたら、それが生きる力なのかもしれない⋯。

それで再発・転移が始まったとしても、それはそれで受け止め、

痛みだけを止めてもらい、ピ-スサインをしながら逝くつもりでいる。

おババには1日でも長く生きようという思いはない。

生き方、治療法は人それぞれだが、生きる力を信じたい。